2019.02.16

GIRO アジアンフィット ヘルメットが入荷開始!

みなさん、こんにちは。
Giro Studio Tokyo 内田です。

しばらくブログ更新の間があいてしまいました。。
いつも楽しみにしていただいているみなさん、ごめんなさい🙇‍♂️

先週の定休日には、心と身体の休養を兼ねて山へ芝刈りに、、いやいや、MTB Rideへ!
がっつりトレイルライドを楽しみに、西伊豆へ出向いておりました。
「西伊豆」「MTB」というキーワードにピン!と来る方も多いかもしれません。
そう、松崎町の「Yamabushi Trail Tour」さんのところへお邪魔してまいりました。
いろいろと学びも多く私個人としても新鮮で楽しかったその模様など、ご興味ある方へはお話させて頂きますので、ぜひお店にてお声かけくださいね。
またの機会にはブログへも掲載、ご紹介したいと思います!

はい、
それでは、ちゃんとお仕事の話に戻します!

そうです!

表題にも記載していますが、年明けすぐの2019年1月1日に発表されて以来、首を長〜くして待っていた方も大変多かったかと思いますが、(当店へのお問い合わせの多さからもすごく伝わってきています…😅💦)ついに、GIROの アジアンフィット ヘルメット各種が Giro Studio Tokyo へ到着!

この入荷の忙しさにかまけてブログ更新も怠ってしまっておりました。。が、
入荷商品をただひたすら捌いていたわけではありません。
じっくりと穴のあくほど、考察しておりました。(通気性よろしく、たくさん穴は開いていますが。。)

AETHER MIPS AF(アジアンフィット)

まず、超話題のこの製品には、なにかと驚かされます。

なんと、しれっと細かな変更を加えてきています。
GIROがサポートするプロツアーチーム(Groupama FDJteam dimension data)の選手たちが着用する
AETHER MIPS にも、以前から何か雰囲気・印象が違うな、、と、薄々感じておりましたが、
やはり。

サイクリングヘルメットとしての全く新しい革新的安全構造である、MIPS SPHERICAL 構造を取り入れ、斬新なデザインに仕上げた AETHER MIPS

GIROは、ヘルメットを製造する過程では、安全性を第一に考え、そこから完成度の高いクールなデザインを実際の製品化へ向け落とし込んでいきます。

2018年度にBMCレーシングとともにシーズンを戦い、選手たちからの多大なるフィードバックを得て、昨年のTDFでの鮮烈なるデビューから半年。
GIROは、この短い期間においてでも、必要に応じて変更改善を施す機敏性を見せてくれます。

アジアンフィットへ向けた最適化

GIROヘルメットの共通項として「アジアンフィット」では、従来の前後方向に大きく深い「グローバルフィット」と比較して、左右幅を大きく、そして奥行きを深く変更されています。

これは、これまでのシェル外形の大きさ・ボリュームを変更することなく内部寸法を広くとっているため、見た目のヘルメットボリュームが変わらずに、我々アジア人の頭にきちっと収まるように設計を見直しています。
ですので、変に横幅が大きく出っ張るようなこともなく、欧米人が着用しているのと同様に、スマートかつ、スタイリッシュな見え方がキープされているわけです。

それでは、
ここでどのように外寸をほぼ変えずに、内寸(横幅・奥行き)を広げているのか、という部分に迫りますね。

まず、外部シェルと、内部のEPSフォームについて。
AETHER MIPS は、6ピースポリカーボネートシェル、そして高密度のEPSフォームライナーとのインモールド成型を行なっています。

これは、AETHER MIPS の場合、2つに分割された薄いシェルを、前後左右、そして奥行きまで、シェルの厚みを変更していく上で、いかに強度を持たせるかということから開発を重ねていた部分。

左がグローバルフィット右がアジアンフィットです。

上の画像をよく比べてご覧いただくとわかるかと思いますが、内部形状が、左が縦の楕円形状右の方が真円に近い丸い形状をしているのがお分かりだろうか?
”アジアンフィット”では、6ピースそれぞれのシェル幅のボリュームをあげ、厚みに関しては、頭頂部の奥行きにあたる部分と、両サイドの横幅にあたる部分を薄く、そして前後部分には逆に厚みを持たせるという、EPSフォームライナーの前後左右の配分を、アジアンフィットにおいての最適化を行なっているのです。

これは、GIROのアジアンフィットの開発に伴う新たな動きであり進化でもあります。
これまでの、デザイン・開発・テスト・生産、という流れに、新たな技術の落とし込みを取り入れてくる事で、課題も生まれ、それをテストで克服し、製品化へこぎつけてきます。

ですので、薄くした分の強度が不足してしまえば、製品化はできません。
そこを補う以上の補強・剛性強化をしてくるわけで、
この事が、アジアンフィットを生み出す過程での進化ともなっているということです。

ここに、GIRO ならではの熱意と開発能力の高さを感じられます。
日本においても、我々の頭部や足型のフィッティングデータを基に、様々な疑問を持ち、あらゆる意見を交わし、学び、開発にかなりの時間も費やすのです。

簡単に、開発やテスト、と記載していますが、
これは、”DOME” と言われる、世界でも有数の厳格な基準を以って、設計から開発、評価までを行うことができるテストラボを備える GIRO だからこそ成し得る高い品質管理によるもの。(詳細はこちらの👉 ブログ記事 をご覧ください。)

これまでのデザインを直感的・構造的にすぐに見直し、強度・剛性強化にも余念無く力を注ぎ、取り組む姿勢も窺い知れます。

アジアンフィット と グローバルフィット

ではここで、AETHER MIPS のフィット感の違いと、仕様についてまとめてみますね。

【アジアンフィット】

フィット感
左右の横幅・奥行きが広く、深くなっている事で、頭部形状が丸く、横幅の広めの多くのアジア人にとって着用感が良いと感じられます。
シェル形状
それぞれのシェル幅がやや広めに丸みを帯びた事で、外観もソフトな印象に。
これまでのフラッグシップモデル:SYNTHEを思わせます。
球面積が広く取られた事で風の抵抗も少なく抑えられ、紫外線反射にも効果的。
・重量:270g(Mサイズ・CE規格)

【グローバルフィット】

フィット感
前後幅・奥行きが広く取られており、左右幅は他のモデルに比較してやや狭め、タイトなフィット感になります。頭部形状が前後方向に面長の方や、小さめの方にはオススメです。
シェル形状
一つ一つのシェル幅形状が細く、精悍な印象。通気口がかなり大きく取られているのが大きな特徴で、風の取り込み量が、GIROの他のどのモデルよりも多く通気性能がかなり高いです。夏に不向きとされるブラックカラーも蒸れずに快適。
・重量:250g(Mサイズ・CE規格)

みなさん、いかがでしょうか。
実はどちらのフィットにも、それぞれメリットがあるので、まずはご自身の頭部形状に合わせて選択いただくことにはなると思いますが、もしどちらも着用できる、という方の場合、用途や好みに合わせて選んでみる、ということができるのも面白い点ですね!

さぁ、あなたはどちら?

AETHER MIPS のグローバルフィット、アジアンフィット、
今ならどちらもお試しいただけます。

ちなみに、グローバルフィットについては、現在の在庫限りにて国内販売終了となりますので、まだどちらが自分に合っているのかわからない、という方、どちらも選べるのは今のうちですよ!

さらに、アジアンフィットについては、現在 Matte Black カラーが入荷。
その他の4カラーについては、ご予約もメール・お電話(03-6809-3998)などにて賜っておりますので、初回便での入荷で確実に入手したい方はご予約がオススメです。

みなさんのご来店を楽しみにお待ちしております。

LOVE the RIDE! #LovetheRide

#GiroAether #AetherMIPS

Giro Studio Tokyo 内田

#Giro  #GiroStudioTokyo 

内田 雅樹
内田 雅樹
学生の頃よりMTB(当時はATB)に乗って長旅や、冬はスキーで山籠り… そんな日々を経て、自転車販売にも長く携わってきた経験も活かし、現在はGIROブランドとともにライドスタイルを提案。 休日には、好みのスタイルで、お気に入りのバイクを連れてご機嫌なライドへ出たり、アート鑑賞や読書にふける。 ロード、グラベル、MTB、CX、さらにキャンプへと、ますます多方面へ遊びフィールドを拡大中。