2022.03.09

GIROグラベルシューズのススメ(最新 2モデル比較 SECTOR・RINCON)

みなさん、こんにちは!
Giro Studio Tokyo 内田です。

今回お届けするのは、サイクリング人気の高まりとともに個々の趣味趣向や用途など、
広く多用途化している自転車の楽しみ方に合わせ、幅広い用途にもマルチに使いやすい人気のグラベルシューズ(SPD対応シューズ)。
新商品(新入荷&再入荷)のオススメ 2モデル が到着しましたので、早速ご紹介します。

GIRO RINCON(リンコン)シューズ

こちらの GIRO RINCON(リンコン)シューズ。(←商品詳細は商品ページへ)
意外にも、当店初の新入荷商品。昨年の発表時にはほんの極僅かという入荷数のため、当店では限られたカラー・サイズのみの入荷にとどまっており、今回 Olive/Gum カラーが登場!

軽量・快適なワンピースメッシュアッパー:Synchwire(シンクワイヤ)

まず、特筆すべきは、見た目にもわかりやすく網目状にデザインされた、メッシュアッパーが採用されている点。
これは、GIROと日本の繊維メーカーであるTeijin社によって共同開発されているモノフィラメントメッシュ素材をワンピースにて加工し、強度・補強が必要な箇所を熱成形・溶着する技術(Thermo-Bonded EXO-Structure)によってしっかりと補強。

わかりやすく言うと、薄く柔らかく通気性がありながら、かつ、擦れや摩擦にも強い耐久性をも備えた素材、それがGIRO独自の Synchwire(シンクワイヤ)と呼ばれる、まさに万能なメッシュアッパーというわけです。

素早く的確、そして快適な ソフトレースガイド付き BOAダイアル

BOAダイアルとストラップによるクロージャーシステムは、素早く、簡単にシューズの着脱と微調整が可能。
さらには、GIROが採用するBOAダイアルには、ソフトレースガイド(Soft lace guides)が採用されており、これは、ダイアルを締め込む強いワイヤーと、柔らかいメッシュアッパーを繋ぐ筒状のガイド。
これが、BOAダイアルによるワイヤーの締め込む力を一点に集中させてしまうことなく、均一に分散させる働きを持っており、足の甲部分への圧迫や痛み、ストレスを軽減。
シンプルにダイアルを締め込む操作だけでも、力を均一に、的確なホールドができるようにしています。

適度な柔軟性が快適。ナイロン+ラバーアウトソール

GIRO独自で開発された、ナイロンコンポジットプレート+デュアルインジェクションラバーのアウトソールは、強度、柔軟性、耐久性、そしてグリップという要素をバランスよくあわせ持ったもの。
カタカナが長くなって、よく分かりにくい。。

わかりやすく言いますと、適度な厚みを持たせた板状のナイロンプレートの、強さ(硬さ)、柔軟性(たわみ)、耐久性(衝撃弾性)といった要素のそれぞれの働きを、要所(クリート取付位置)補強しバランス良く整えて成形したプレートに、独自開発のグリップ・耐久性の良いラバーを組み合わせるという優れもの。

こうした独自開発や、リサイクル素材の利用によって、コストを抑えたより良いモノづくりをGIROは熱心に取り組んでいます。

SECTOR(セクター)シューズ

GIRO SECTOR(セクター)シューズ(←商品詳細はこちらの商品ページへ)
グラベルバイクが注目を集め始めてからというもの、GIROのグラベルシューズとして人気が定着してきているこの SECTOR シューズ。
これまで満足な入荷がなかなかできずにいましたが、このほど新色 Black / Dark Shadow の各サイズが到着! 絶賛オススメできる状態になりました。
気になっている方は是非ともこのチャンスをお見逃しないように!

基本的な仕様は、先に紹介の RINCON シューズと共通しているところも多い。
Synchwire(シンクワイヤ)メッシュアッパー
ソフトレースガイド付き BOAダイアル
これらはほぼ同じですが、
BOAダイアルは、故障時などリプレイスが簡単に可能な L6ダイアル を2つ装備している点にグレードアップ。
デュアルダイアルになっていることで、足先から甲の上部までを直感的に、そしてより細かく的確に調整可能に。

シューズの中で足を安定させ快適にする GIRO EXPERT INSOLE を装備

シューズの快適性において重要な要素の一つであるインソール。
SECTORシューズに装備されているのは、足裏・土踏まずのアーチをサポートする立体感のある形状となった EXPERT INSOLE。

EMPIRE VR90などに採用されているアーチサポート調整(S, M, L の厚みを変更し調整する)機能はありませんが、ミディアムサポート(Mサイズ)と同じ厚みに加工されたインソールとなっているので、シューズの中で足裏(土踏まずの部分を中心に)から適度な厚みにより支え安定させ、前後位置のズレやブレ、さらには足幅の圧迫、痛みや痺れなどを軽減するという、とても優れた働きを持っています。

アウトソールに「カーボンコンポジットプレート」を装備

そしてもう一つ、SECTORシューズのアウトソールには優れたポイントが隠されています。
見た目にはRINCONや、RANGERシューズと同様となっているのでわかりにくいですが、アウトソールのプレートにカーボンコンポジット素材が採用。
これにより軽量でありながらも薄く強い弾性を備えており、脚力を余すことなくペダルへ伝えられるダイレクト感が向上。ペダルはもちろん、バイクとの一体感がより高められる。

この適度な柔軟性を持たせたプレート全体に、クリート位置を中心とした剛性強化、というバランスの良いカーボンコンポジットアウトソールは、瞬発的なパワー伝達という点でも有利になることはもちろんですが、アップダウンの多いダート、トレイルの中でも衝撃を和らげられ、ひいては、運動強度の極端な強弱変化にも足の疲れや痺れ、攣りなどの軽減にも役立ってきます。

SECTORシューズは、グラベルバイクはもちろん、MTBやシクロクロスなどでも、土の上、砂利や泥といったさまざまなダートコースを走り回ったり、ロードツーリングや、ブルベやロングライドイベントへの挑戦であったり、はたまた、T-シャツ、短パンなどカジュアルスタイルでシティサイクリングも気軽に楽しむことができる。

集中力を高めレースに臨む。
リラックスして気軽に楽しむ。

スタイルは違えど、バイクを楽しみ尽くすことにはどちらも変わらない。
個々のライフスタイル同様に、バイクの楽しみ方や種類も多種多様に増えている今、あらゆる用途に対応する利便性も持ち合わせており、まさに、
楽しみ方、乗り方も自由に、歩行も楽にこなせる、マルチユースの軽量SPDシューズです。

趣向や用途、好みで選ぶ

RINCON、SECTOR、いずれもどんな用途にもスタイルを選ばず選択でき、さまざまなコンディションにもそつなくこなすことができるSPDシューズ。

バイクやスタイル、用途、どんなバイクをどんな使い方で楽しむか、どんなところへ走りに出かけるか、行ってみたい場所、やってみたいこと、そんな想像を膨らませながらバイクを選ぶ時と同じようにシューズも選んでみると、より自分に合ったものが見つけれらると思います。
どの部分にフォーカスしてこだわりを持って選択するか、あなたならどっち?

同じ、Synchwire アッパーを採用したモデル(ロード・ダートともに)を集めたページもありますので、下記リンクよりご覧ください。
「Giro Synchwire Collection」

Giro Studio Tokyo 店舗でも、みなさんのそんないろんなご要望やご予算にあわせ、適切なサイズで最適なシューズ選びを、足の計測からフィッティング含め、お手伝いをさせていただきます。
ご不明点や、サイズについてなどなど、お電話(03-6809-3998)またはメールにて、お気軽にお問い合わせください。

GIRO  Love the Ride!

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内田 雅樹
内田 雅樹
学生の頃よりMTB(当時はATB)に乗って長旅や、冬はスキーで山籠り… そんな日々を経て、自転車販売にも長く携わってきた経験も活かし、現在はGIROブランドとともにライドスタイルを提案。 休日には、好みのスタイルで、お気に入りのバイクを連れてご機嫌なライドへ出たり、アート鑑賞や読書にふける。 ロード、グラベル、MTB、CX、さらにキャンプへと、ますます多方面へ遊びフィールドを拡大中。