2021.04.19

GIROヘルメット サイズフィッティング 適正なサイズの選び方(前編)

【 2023.9.22更新 】

みなさん、こんにちは!
Giro Studio Tokyo 内田です。

今回は、「サイクルヘルメットのサイズフィッティング」について。

どのようにして、自分に合うヘルメットを選べば良いか、自分の頭部形状に合うモデルやサイズは?
気に入ったモデルがあるけれど、サイズはどう選べば良いのか?

自転車用ヘルメットは、同じブランドの中にも用途にあわせたくさんの種類もあり、それぞれの用途やモデルによっても形状が異なることもあり、フィット感や、サイズ感なども、同じサイズであっても異なる場合も多く、
何を基準にどのように選べばいいのか分かりにくい。

こうした疑問にお応えすべく、前編・後編、2回に分けて、できるだけわかりやすくお話していこうと思います。


「用途に合わせた、最適、適正なヘルメットとは?」

何より、安全のため、最も大切な頭部を保護するために着用するヘルメット。
せっかく着用するならば、目的・用途にあったもので、格好良く、スマートに身につけたい。
と思いませんか?
そして、身を守る、頭部を保護するためのヘルメットは、正しく着用してこそ、適正な安全性が確保されます。


自分の頭部形状・サイズを知る」

用途によって目的のモデルが絞れたところで、いよいよフィッティングへとなるのですが、そこで重要になってくるのが自分の頭部サイズをきちんと測れるのか。
おひとりでもできるかもしれませんが、可能ならお手伝いいただき測ってもらうことがおすすめです。

1、頭囲サイズ(頭部外周)の計測
上画像のように、頭部の外周を、耳の上部から平行に、眉の上を通り、後頭部までメジャーを一周させて計測します。

2、頭幅サイズ(頭部の横幅)の計測
一例)下画像のように、平らなテーブルの上にL字のブックスタンド(硬い素材のもの)を2つ置き、顔をテーブルの面へ向けた状態で左右両サイドから頭部の耳の前側上部(頭部の一番幅が広い部分)にL字スタンドを当てる。
このL字スタンドの間隔(頭部の幅)を計測します。

この頭囲サイズによって、下記のヘルメットサイズ(S 〜 L)を選定する目安とし、それに加えご自身の頭幅サイズを知ることで、ヘルメットの横幅がきつくないかを判断することが可能です。


「GIROヘルメットのフィットとサイズ」

頭囲サイズだけでなく、頭幅(頭部の横幅)が、フィット感を左右する

GIROヘルメットの主要サイズは、S、M、L、の3サイズ。
それぞれの適応サイズ(頭囲サイズ)は下記の通り。(アジアンフィット、欧米グローバルフィット共通)

 S  :  51〜55cm
 M :  55〜59cm
 L  :  59〜63cm
*これ以外に、ユニバーサルサイズ(54〜61cm)を採用したモデル(グローバルフィットのみ)もあります。

ここでフィットという単語が出てきましたが、GIROのヘルメットには
日本人向けフィットの「アジアンフィット」
欧米フィットの「グローバルフィット」
の2種類のヘルメットがあります。


フィットごとの特徴

GIROヘルメットのラインナップには2種類のフィットが存在します。

アジアンフィットは幅が広めで、前後に短く(真円に近い)
グローバルフィットは前後に長く、幅が狭め(前後に楕円)

アジアンフィットは文字通り、アジア圏でしか流通していないモデルになります。


AF アジアンフィット

該当モデル:ARIES AF / AETHER AF / ECLIPSE AF / HELIOS AF / SYNTHE AF / SYNTAX AF

S  :(頭囲)51~55cm  (頭幅)17cmまで
M :(頭囲)55~59cm (頭幅)18cmまで
L  :(頭囲)59~63cm (頭幅)19cmまで
※頭幅についてはモデルにより、1mm程度の差異がある場合があります。

横幅が広いという方はアジアンフィットモデルからお選び頂くことをオススメいたします。


グローバルフィット

該当モデル:HELIOS / AEROHEAD / AGILIS / INSURGENT / MERIT / MANIFEST / RADIX / CADEN

S  :(頭囲)51~55cm  (頭幅)16cmまで
M :(頭囲)55~59cm (頭幅)17cmまで
L  :(頭囲)59~63cm (頭幅)17.5cmまで
※頭幅についてはモデルにより、1mm程度の差異がある場合があります。

アジアンフィットに比べやや幅狭のフィット感になります。
ちょうどサイズの境目あたりの方はワンサイズ大きめをお選び頂くことをオススメいたします。


GIROのアジアンフィットは大体かぶれる!

GIROのアジアンフィットは、これまでにもいくつかのモデルにて採用してきていましたが、近年ではさらにアジア人の頭部形状のデータ収集を重ねてきており、細部に至るまで改良も続けてきているので、フィット感・快適性もかなり進化してきています。
*アジアンフィットモデルの中でも、SYNTAX MIPSについては近年で特に安全性と同時にフィット性を高めており、日本人にとっても快適にフィットできるように改善されてきています。


この後の「後編」では、GIROヘルメット、2種類のフィットそれぞれの特徴や、形状の違い、そして、実際に頭部を計測し選定したサイズでのフィッティング。
さらには、サイズ選択、ヘルメットフィッティング時の調整方法や注意点などについても、詳しくお話ししてまいります。

後編は、下記ボタンよりご覧いただけます。

内田 雅樹
内田 雅樹
学生の頃よりMTB(当時はATB)に乗って長旅や、冬はスキーで山籠り… そんな日々を経て、自転車販売にも長く携わってきた経験も活かし、現在はGIROブランドとともにライドスタイルを提案。 休日には、好みのスタイルで、お気に入りのバイクを連れてご機嫌なライドへ出たり、アート鑑賞や読書にふける。 ロード、グラベル、MTB、CX、さらにキャンプへと、ますます多方面へ遊びフィールドを拡大中。